◆会社概要 ◆求人情報 ◆お問い合わせ ◆マスコミ履歴
TOPへ 営業案内 申込書帳票 検査Web申込
   
  地震と振動の大きさ
   
   公害振動の大きさを地震の震度階に置き換えて考えて見ましょう。振動の大きさを75デシベル、8ガルと例えるよりも震度2と3の境付近の揺れと例えた方が、揺れの大きさを想像できるのではないでしょうか。振動調査の単位はデシベルとして報告されますが、地震の震度階に置き換えた場合の比較表が下記です。
   
  気象庁震度階級と振動レベルの関係
   
震度階級
人の感覚
屋内状況

振動

(デシベル)

加速度

(ガル)

揺れ僅かに感じる。
55〜65
0.8〜2.5
大半が揺れを感じる。 吊り下げ物が僅かに揺れる。
65〜75
2.5〜8
殆どが揺れを感じる。 棚の食器が音を立てる事がある。
75〜85
8〜25
殆どの人が驚く。 吊り下げ物が大きく揺れ座りの悪い置物が倒れる事がある。
85〜95
25〜80
5弱
大半の人が恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる。 揺れ座りの悪い置物が倒れ、家具が移動する事がある。
95〜105
80〜250
5強
大半の人が物につかまらないと歩くことが難しい。 食器や棚の本が落ち、タンスなどが倒れる事がある。
6弱
立つことが困難。 固定していない家具の大半が移動し倒れるものもある。
105〜110
250〜400
6強
這わないと動けない。 固定していない家具の殆どが移動し倒れるものが多くなる。
自分の意思で行動出来ない。 殆どの家具が大きく移動し飛ぶものがある。
110以上
400以上

 

道路交通振動に係る基準

地域区分 公害としての要請限度
第1種・第2種低層住居専用地域 昼間(7時〜20時) 65デシベル
第1種・第2種中高層住居専用地域
第1種・第2種住居地域 夜間(20時〜翌朝7時) 60デシベル
準住居地域
市街化調整区域 昼間(7時〜20時) 70デシベル
近隣商業地域
商業地域 夜間(20時〜翌朝7時) 夜間(20時〜翌朝7時)
準工業地域
工業地域

道路交通振動を地震の震度階級に置き換えると、震度1〜2の範囲に相当する。

 

地盤種別

Tc:建築物の基礎底部(剛強な支持杭を使用する場合にあっては、当該支持杭の先端)の直下の地盤の種別に応じて、

  次の表に揚げる数値(単位:秒)

地盤種別 定義 地盤周期Tc(秒)

第1種

(良好)

岩盤、砂質砂礫その他主として第3期以前の地層によって構成されるもの、又は地盤周期についての調査若しくは研究結果に基づき、これと同程度の地盤周期を有すると認められたもの。 0.4
第2種 第1種地盤及び第3種地盤以外のもの 0.6

第3種

(注意)

腐植土、泥土その他これらに類するもので大部分が構成されている沖積層(盛土がある場合においてはこれを含む)で、その深さがおおむね30m以上のもの、沼沢、泥海を埋め立てた地盤の深さ概ね3m以上であり、これらが埋め立てられてから概ね30年経過していないもの、又は地盤周期について調査若しくは研究結果に基づき、これらと同程度の地盤周期を有すると認められるもの。 0.8
軟弱地盤はよくゆれる
 沖積層の軟弱地盤は一般的に水分を多く含むことから良く揺れるといわれています。交通振動等で揺れる地盤は、地震動において注意が必要な地盤と考えるべきです。軟弱地盤における不同沈下対策だけではなく、常時体感する事になるかもしれない交通振動、そして地震動のことにも留意した建物計画をお勧めします。安心できる住宅づくりとして、振動調査をご検討ください。
交通振動の計測

建設工事の振動計測 ⇒ 交通振動が気になる方、ぜひ振動調査を!

地震動の分析
振動調査で判ること・・・調査地の交通振動の実測値。「何デシベル」であるかが判ります。
震動調査で判ること・・・地震動の揺れやすさの程度及び地盤周期。地盤種別の判定(第1種〜第3種)